こんにちは、えんなみ家(@ennami_house)です。
マイホーム建設を計画しているそこのあなた、外構費用は大体いくらかかるかご存知ですか?
知らないでマイホーム計画を進めている方は要注意です。
土地の価格や建物の価格に比べると後回しにされがちな外構費用ですが、実は結構コストがかかる部分でもあります。
HMの営業マンは総価格を安く見せるために外構費用を低く見積もって提示してくることが多々あります。
実際に多くの方が「HMの見積りよりも外構費用が高くなった」と答えています。
外構費用がオーバーしてしまい予算を超えてしまった…!
こんな事にならないように土地・建物価格だけではなく外構費用の相場もしっかりと理解した上で資金計画を進めていきましょう。
せっかく内装や設備が良くても外構がかっこ悪いととてももったいない家づくりになってしまいますからね。
本記事では実際にどのくらい外構費用がかかったのか、アンケート結果を紹介しつつ箇所毎に費用の相場も解説していきます。
資金計画を左右する一番大きな箇所は住宅ローンです。
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204人に聞いた!外構費用で実際にかかった金額
実際に注文住宅を建てた方に、外構費用が実際にいくらかかったのかアンケートを取りました。
204名の方にご協力頂けましたので、早速アンケート結果を見ていきましょう。
ご協力頂いた皆様、ありがとうございました!
204名中56名(27.5%)の方が外構費用を150万円以下に抑えたという結果になりました。
しかし逆に考えると204名中、約4分の3の人数(148名)の方が150万円以上かかったということになります。
我が家は延床面積35坪のプランで、HMから外構費用の見積り150万で提示されたけど実際はもっとかかりそう…!
坪数によってもちろん金額は変動しますが、一般的なサイズの大きさであれば上記アンケートの結果はある程度参考にはなるのではないでしょうか?
外構費用は建物本体の約10%ほど使えばバランスの良い外構が仕上がると言われていますので、是非参考にしてみてください。
外構費用をきちんと計算せずに後悔の声続々?
先述しましたが、外構費用は高額になりやすい箇所の1つです。
営業マンに提案された金額で考えていると実際に外構を決める時に予算がオーバーしすぎた!というケースが多々あります。
建物の設備やオプションにお金をかけすぎて、外構に回せるお金が残ってないーー!!
なんてことも。
実際に多くの方が予算オーバーで理想の外構を実現できなかった!という後悔の声をあげていました。
外構費用は相見積もりを取ることで費用を安く抑えることができます。
外構工事はHMの見積りも併せて、必ず数社見積りを取るようにしましょう。
土地・立地によっては外構費用が高額になるケースも
家づくりの最中はインテリアや間取りに注視しがちですが、土地の形状や立地次第で外構費用が更にかさむ可能性があります。
予算組みをする際に購入した土地の形状、理想の外構について考え、外構費用を含めた資金計画をするようにしましょう。
- 外構面積(敷地面積−建物面積)が広い場合
- 高低差がある土地を購入した場合(土留めが必要等)
- 都内など隣のおうちと距離が近い場合
外構面積が広ければ広いだけ、施工する部分が多くなります。
また、高低差がある土地を購入した場合に土留め用のブロックが必要になったり、隣のおうちと距離が近く目隠しが必須の場合ウッドフェンスが必要になったり、外構費用がかさむケースはたくさんあります。
何度も言いますが、HM営業マンの見積りを鵜呑みにせず余裕を見た外構費用を考えておきましょう。
外構工事 部分別 費用相場
外構費用の見積りを取ったとき、各項目の詳細金額が提示されていないケースがあります。
合計金額しか提示されていない場合は、相場より割高に価格が設定されている可能性があります。
必ず内訳を確認するようにしましょう。
門まわり 10万~40万
門まわりには門柱や門扉などが含まれます。
門扉はその名の通り、門にある扉のことで住宅と道路を仕切る場所に設置されます。
門柱とは壁状やポール状の構造物のことで玄関先に設置されます。
駐車スペースの前に取り付ける方も多いのが特徴です。
最近は機能門柱と言って柱セット・ポスト・表札が一体になったタイプも人気です。
- 表札
- インターホン
- ポスト
- 宅配ボックス
- 照明
また、最近は表札もおしゃれな表札にこだわる方が増えてきました。
門まわりはその家の顔となる部分ですので、自身の気に入ったデザインで仕上げられると良いですね。
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玄関アプローチ 10万~30万
門から玄関までをつなぐ通路のことを指します。
素材は敷石やレンガ、枕木、タイル、コンクリート、砂利、芝生など多くのバリエーションがあります。
アプローチは家により長さや幅、広さなどが大きく異なるため、各ご家庭ごとにかかる費用にもバラつきがあります。
例えば旗竿地などはアプローチが長くなるため費用が高額になるケースもありますので注意が必要です。
駐車場・カーポート・ガレージ 10万~100万
駐車場は、駐車スペースをコンクリートにするだけで良いのか、カーポート・ガレージを設置するのかで費用が大きく異なります。
コンクリート舗装 | 10万~20万 |
カーポートの設置 | 20万~30万 |
ガレージの設置 | 50万~100万 |
また、ガレージはオシャレなデザインのものは価格が高かったり、駐車場スペースが2台分、3台分、と増えればその分価格も上がります。
広い土地を購入し、車を数台所有している方は駐車場やカーポートだけで100万ほどかかってしまう可能性もあります。
カーポートは「作ったけどいらなかった!」という後悔の声が多い箇所でもあるよ!
本当にカーポートが必要か、金額と照らし合わせてよく考えてみてね。
庭 5万~100万
庭は施工内容により大きく金額が異なります。
例えば庭に芝生を設置するなど、簡易的な施工でOKな場合は5万~10万円程度で済みます。
最近は費用をかけずに芝生をホームセンターで購入し自身でDIYする方も増えてきました。
その場合、業者へ頼むより1/3~1/5の費用で可能です。
芝生はDIYする方も多いため、ネットでも簡単に手に入る
逆にデッキや庭石、シンボルツリーなど新規設備の設置が必要な場合、100万円以上かかるケースもあります。
振れ幅が大きい分、費用を抑えられるポイントでもありますので業者へ依頼する前に今一度よく考えてみましょう。
フェンス 30万~60万
都心部など特に隣のおうちとの距離が近い地域では目隠しや防犯対策としてフェンスが人気です。
フェンスは材質がスチール、アルミ、樹脂、木材、竹垣など様々あります。
フェンス単体の価格は幅1mで5千円~6万円と、製品や材質により大きく異なるため要確認です。
一般的にスチールフェンスが一番安価に手に入りますが、目隠しを目的とするならウッドフェンスの方が適していたりします。
塀・囲い 50万~100万
プライバシー保護や防犯用に使われる塀や囲いは一般的に使用する面積が広くなるため、目安の費用も高めです。
基礎の上にブロックやレンガを積む方法や、型にコンクリートを流し込んで塀を建てていく方法があります。
費用を抑えたい方はブロック積みや流し込みコンクリートよりフェンスで家を囲んだ方が安くできるよ!
塀・囲みはDIYには適していないため、業者に依頼するのが一般的です。
- 基礎工事やブロック積みなど危険な作業が多い
- 重労働である上に時間がかかる
- 塀を設置する場合、建築基準法の基準を満たさなければならない(厚み・高さ・強度など)
テラス・ウッドデッキ 40万~150万
コロナ禍の影響もあり、「ウッドデッキでBBQ」が近年流行しています。
一言に「テラス・ウッドデッキ」と言っても床の材質や屋根の有無、大きさなどにより費用が異なります。
床の材質はタイル<天然木<人工木(樹脂)の順に価格が高くなります。
人工木は価格は高めですが、木粉とプラスチックを混合して作られているため腐敗に強くメンテナンスの手間もあまりかかりません。
また、屋根を付ける場合は10万~グレードの高いものだと30万くらいかかりますので、屋根の有無によっても金額は大きく左右されそうです。
ウッドデッキをDIYする方も増えており、ネットでもウッドデッキが簡単に購入できるようになりました。
しかし、土台をしっかりと作らないとバランスが悪くなり安全性が担保できません。
ガタつきや隙間、傾きがないよう施工するのは難しいため、素人のDIYは避けた方が無難でしょう。
ベランダ・バルコニー 30万~100万
注文住宅の場合、ベランダやバルコニーの費用も坪単価に含まれているケースが多く、建てるHMや工務店によって費用は変わってきます。
近年では室内干しや乾燥機を導入する方も増えており、ベランダ・バルコニーの需要が年々減ってきました。
屋外に設置されるベランダ・バルコニーは防水加工のメンテナンスが必須となるため、最初から付けないという選択肢も頭に入れておきましょう。
最近は乾燥機の幹太くんの人気が高まってきていて、「ベランダ不要!」という人が増えているね。
我が家もベランダは設置せずに幹太くんを導入予定!
照明・ライト 10万~25万
外構の照明は非常に重要な役割を担っています。
せっかくオシャレな外構にしたのに夜になると何も見えなくなる…。
これだと意味がありませんよね?同じ外構でも照明の有無で雰囲気がだいぶ変わります。
最近はセンサー付きタイプも人気で、人感センサー付き照明が防犯の役割も果たしてくれています。
照明は特に後付けすることもできますが、コンセントの位置なども関係してくるため、注文住宅で進めている方は早い段階から照明計画も練り始めましょう。
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ガーデンルーム・サンルーム 40万~200万
ガーデンルームとサンルームは仕様によって大きく金額が異なります。
1階と同じ高さの床が付いているサンルームにするのか?それとも土間収まりタイプにするのか?
2階のバルコニーに囲いを付けるタイプにするのか?
それとも折戸パネルタイプで扉部分を全面開放できる高級感があるガーデンルームにするのか?
ガーデンルーム・サンルームの必要性については各ご家庭ごとに洗濯の仕方や用途によって変わってくると思います。
我が家は外干しをする予定はないためサンルームは作らず、幹太くん+ウッドデッキの組み合わせで行く予定だよ!
流行っているから何となく採用するのではなく、本当に必要かどうか熟考してから決めましょう。
花壇・植栽 5万~10万
最近ではテレワークなどで巣ごもり需要が増加しており、庭にシンボルツリーを植えたり、花壇や植栽を楽しむご家庭も増えてきました。
大きい木を植えれば外からの視線も遮ることができます。
大きい庭に人気の存在感抜群のシマトネリコ
まとめ
如何でしたでしょうか?
ついつい後回しになりがちが外構ですが、外構について後悔している人は非常に多いです。
内装や間取りを考えるのと並行して外構のプランも事前に考え、十分な予算取りをしておくようにしましょう。
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