こんにちは、えんなみ家です。
新型コロナウィルスが流行し、ここ数年は家づくりに「快適さ」を求めるのがトレンドとなっています。
注文住宅を建てるなら「全館空調を取り入れたい!」そうお考えの方も多いのではないでしょうか?
実は一言で「全館空調」といっても各ハウスメーカー(以下、「HM」)ごとに特徴が大きく異なります。
各HMの特徴を知りたい方は下記の記事をご参照ください。
さて、今回は全館空調の中でも「Z空調」で有名な桧家住宅が取り入れている「極楽加湿」について1年半実際に使用した正直なレビューを大公開します!

家の購入は人生の中で最も大きい買い物の1つです。
ハウスメーカー/工務店により価格はもちろん間取りの提案力や、可能な間取りの幅が異なりますので、契約前に必ず何社か比較検討をするようにしましょう!
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*当ページには一部PRが含まれています。
そもそも「極楽加湿」とは?

「極楽加湿」とは桧家住宅が2021年9月より販売を開始した、給水不要の24時間オート加湿システムのことです。
給水コンセントに加湿器本体のホースを繋げ、スイッチを入れるだけで給水ができる仕組みとなっています。

洗濯機のホースで使ってる給水コンセントを加湿器に接続するようなイメージだよ!
給水コンセントから直接給水されるので加湿器の1番の手間である給水作業が不要になります。
今まで全館空調も1番のデメリットは「乾燥」と言われてきましたが、そのデメリットをなくそう!と極楽加湿が開発されたわけです。
極楽加湿のメリット
メリット①24時間オート給水
極楽加湿の1番のメリットはなんといっても「24時間オート給水」でしょう!
給水ホースより直接給水されるので給水作業が一切必要ありません。


給水状態にならないため、夜中でも乾燥せず1日中つけっぱなしにしても全く問題ありません。
生活してみて思った以上に楽さを実感しています。
メリット➁Z空調と併用で家全体が加湿できる
Z空調と極楽加湿を合わせて使用することで家全体を加湿することができます。
※但し、Z空調1台につき、極楽加湿1台が目安です。(ワンフロアに1台ずつのイメージ)


各部屋に加湿器を置く必要がないため、管理も非常に容易です。
メリット③メンテナンスが楽
ワンシーズンでお手入れを1度すれば良いので日々のメンテナンスは必要ありません。
また、最近大人気のさよならザッキーンを加湿器に入れておけば、ヌメリ・雑菌・匂いが防げるので、ワンシーズンに1度のお手入れもさらに楽になります。





我が家でも使い始めて半年以上経つけど、めちゃくちゃおすすめ!
ヌメリが一気になくなるよ!
メリット④デザインがシンプルなためインテリアの邪魔をしない
デザインがシンプルかつ大きさも小ぶりなため、インテリアの邪魔をしないデザインです。
2023年にはグレー色も加わり、暗めなテイストのおうちにもより合わせやすくなりました。



これは我が家の極楽加湿!
最初はHINOKIYAの記載に違和感を感じていたけど、最近は気にならなくなったよ!笑


デメリット
デメリット①カルキの汚れが落ちづらい
給水が必要ないというメリットの半面、加湿器を止めている時間も少ないためずっと稼働していることになります。
そうすると日々付着するカルキがどんどん石化していき、汚れが取りづらい状況になります。
これは実際我が家で数か月使用した後の状態です。



放置すると汚れが石化してしまってかなり取りづらいよ…。




また、ワンシーズンに1度のメンテナンスをサボって軟水カートリッジの交換を怠ると、カルキ抜きがうまくいかずZ空調に乗って家中にカルキが広がります。
1年目は我が家もそれで失敗しました。
特に我が家が黒いテイストのものが多いのでカルキが付着すると白っぽく見えてしまい掃除が大変でした…。
(床も白っぽくなってしまうので床拭きも必須作業でした。)



話が逸れるけど、水拭き付きのエコバックスはとっても便利!!
カルキが広がってしまったときもだいぶお世話になりました。笑


但し、このデメリットは軟水カートリッジの定期的な交換がうまく出来ていれば改善できますので対策は可能です。
デメリット➁加湿器の位置が変更できない(後付けの場合、リフォームが必要)
給水ホースから直接給水をするため、ホースの長さが届く場所にしか加湿器を配置できません。
給水ホースは図面確定の段階で位置を決定するため、住む前に極楽加湿の置く場所を決める必要があります。
実際に住んだあとに



「こっちの場所の方が使い勝手が良かった!」
「極楽加湿の給水コンセントのせいで物が置けない!」
なんてことが起こる可能性もあります。
ホワイトの極楽加湿を採用している方は長めのホースを購入する手もありますが(ホワイトのホースは0.6m、1.0m、1.5mのものが購入可能)、グレーのホースは0.6mのみしか販売されておりません。
グレーの極楽加湿を購入予定の方は要注意です!
また、既に建物が完成している方が極楽加湿を採用したい場合は、単純に極楽加湿を購入すれば良い、という話ではありません。
極楽加湿のために水栓を引く必要があり水道工事が必要となります。
おおよそですが40坪以下の住宅の場合、本体2台+工事費で目安34万~40万程度の費用が必要となるようです。
デメリット③上手く作動しないことがある
まだ発売を開始してから数年しか経っていない製品のため、不具合が発生することも多々あります。
空気抜きが上手くいかないと途端に給水状態になってエラーになることもあり、手順通りに行っても給水状態が改善されない場合もあります。



ただ、最近軟水カートリッジの仕様が変更になって、上部が不織布からメッシュ素材に変更になったから空気抜きがしやすくなったよ!
この変更でどこまで不具合が改善されるか注目だね!
桧家住宅も利用者からのフィードバックを基に改良を重ねているそうなので、これから徐々にエラーが減ることを願います。
デメリット④専用の消耗品が必要
上述の通り、メンテナンスはワンシーズンに1度で済みますが、極楽加湿専用の消耗品を購入する必要があります。
しかもこちらはYahoo!ショッピングでしか取り扱いがありません。
消耗品セット7,480円+送料もかかるため毎年必ずランニングコストがかかります。
(2階建ての場合、2台必要になるためx2の出費)
デメリット⑤人によっては寝室に追加の加湿器が必要?
こちらは完全に個人の意見となりますが、真冬の最も乾燥している時期になると極楽加湿での加湿が不十分に感じました。
Z空調の気流によって家全体が加湿されるシステムですので「どこかの部屋を重点的に加湿する」というような調整はできません。
我が家は喘息持ちの息子がいるため、真冬の時期は極楽加湿+寝室用に加湿器を別途用意していました。
まとめ
メリット・デメリットをそれぞれ記述しましたが、総合的に判断し、我が家は採用して満足です。
やはり給水の手間がないのが圧倒的に楽でした。
デメリットは色々とありますが、改善できるデメリットも多いので採用を見送るほどのデメリットにはならないのでは、、、というのが我が家の意見です。
是非参考にしてみてください。
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