こんにちは、えんぞーです。
新型コロナウィルスの影響もあり、近年は家づくりに「快適さ」を求める人も増えてきました。
注文住宅を建てるなら「全館空調を取り入れたい!」そうお考えの方も多いのではないでしょうか?
実は一言で「全館空調」といっても各ハウスメーカー(以下、「HM」)ごとに特徴が大きく異なります。
当記事では、各HMで採用している全館空調の中でも桧家住宅の全館空調、その名も『Z空調(ゼックウチョウ)』について、特徴・機能面・メリット・デメリットをどこよりも詳しく解説します。
最後までご覧いただければ、あなたも桧家住宅の全館空調を検討しているパートナーやご友人に説明できるくらいの知識を得られると思いますので是非最後までご覧ください。

それでは宜しくお願い致します。
家の購入は人生の中で最も大きい買い物の1つです。
後悔しない家づくりをするためには、契約前に必ず何社か比較検討をするようにしましょう。
ハウスメーカー/工務店により価格はもちろん間取りの提案力や、可能な間取りの幅が異なります。
全館空調を導入予定の方は、全館空調を採用しているハウスメーカー/工務店をまとめて比較しましょう。
一括比較はタウンライフ注文住宅がおすすめです。
- 希望条件の間取りプラン作成
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- 希望条件の土地探し
上記サービスを全て無料で受けられます!
結論
全国で全館空調シェアナンバーワン!桧家住宅で9割以上普及されている低コスト全館空調。
安かろう悪かろうではない優等生なので積極的に導入を推奨!
ちなみに絶空調ではなくZ空調が正しいです
低コスト=粗悪品のイメージがありますが、Z空調はそんなことありません。
全館空調はそもそも断熱性・気密性が高くないと本領を発揮できないシステムですが、桧家住宅は高断熱・高気密を実現できるHMですので全館空調との相性は抜群です。
※桧家住宅の断熱性能・気密性能が気になる方は後日記事アップをしますのでお待ちください。
これから詳しく説明していきます。

ナンバーワンシェアを誇る反面、デメリットやあまり良くない情報もでているね!
でも桧家住宅は試行錯誤で課題をクリアしてより良いものを提供する姿勢を個人的には他のHMよりも感じたよ!
そもそも「Z空調」とは?


Z空調とは、建物の断熱・気密を「ヒノキヤグループ」、空調を「ダイキン」、換気を「協立エアテック」と各社が持つ高い技術のコラボレーションにより実現した24時間365日快適にすごすことが出来る「新時代冷暖システム」のことを指します。


また断熱性・気密性の高いZ空調の家には、24時間換気システム「ココチE」が採用されています。
これは24時間給排気をする「第1種換気」と、熱交換ユニットを通った空気を建物内に取り入れる「全熱交換式」を採用した高機能な換気システムになります。


※積雪地域の場合は「積雪地域仕様」が適用され、雪の影響を受けないようにココチEを1階天井に設置します。
この設備によって家の中の空気はいつでもきれいな状態になり、快適かつ安心して過ごせる室内環境を保つことができます。
Z空調の主な特徴は下記の通り。
- 導入コストが比較的安い
- 故障した際のコストが比較的安い
- ルームエアコンよりも電気代が安くなる傾向
- 屋外からホコリや花粉の舞い込みも高性能フィルター(99.999※%捕集)でカット
- 24時間換気をしている
※ 粒子径0.3μm以上5μm以下、風速1.5m/min、フィルター厚み0.7mm時の測定結果に基づく捕集効率です。測定環境はフィルターボックスに組み込み時の捕集効率ではなく、フィルター単体の実測値であり実際の室内環境を保証するものではありません。
桧家住宅 公式HPより抜粋
Z空調のメリット
導入コストが比較的安い
Z空調の導入費用は130万円~になります。
ルームエアコンと比べてしまうとやはり高いですが、他社の全館空調の導入コストは大体200万~が基本になるので比較的安く導入できます。
同じ価格帯の全館空調はヤマト住建が扱っているYUCACO システムになります。
気になる方は後日記事アップしますので良ければ見てください。
故障した際のコストが比較的安い
全館空調を導入するに当たって心配なのが故障した際のコストです。
もしZ空調が故障し交換になった場合、費用は1台約30万円になります。
他社の全館空調だと故障時交換の平均費用が100万円オーバーなので、仮に故障し交換になっても他の全館空調よりも少ない出費で済みます。



少ない出費と言っても30万円はやっぱり痛い出費だよね(笑)
それでも壊れた時の絶望感は他社よりも少ないと思うよ!
ルームエアコンよりも経済的



全館空調だと1年中つけっぱなしにするから電気代が高くつきそう…。
そう心配される方も多いと思いますが、桧家住宅調べだとなんとルームエアコンよりも経済的になるというデータが出ています。
夏の電気代(7~9月平均) | 冬の電気代(12月~2月平均) | |
---|---|---|
Z空調 | 約3,350円 | 約9,300円 |
ルームエアコン 1台 | 約5,000円 | 約6,000円 |
ここで注意すべきなのは上記表の価格はルームエアコン「1台」の場合の電気代であるということです。
ぱっと見たところ、ルームエアコンの方が安いと思ってしまいがちですが、家族の人数が多ければエアコンの台数も増えその分電気代も上がります。
4人家族を想定した場合、ルームエアコンの方の電気代の方が高くなりZ空調の方が経済的になります。
夏の電気代(7~9月平均) | 冬の電気代(12月~2月平均) | |
---|---|---|
Z空調 | 約3,350円 | 約9,300円 |
ルームエアコン 4台 | 約5,000円×4台=約20,000円 | 約6,000円×4台=約24,000円 |
差額 | 約16,650円 | 約14,700円 |



夏場・冬場はZ空調の方が約15,000円/ヶ月も安くなるんだね!!
10年間の無償保証(修理無制限)がついている



なーんだ!結構普通なこと言ってるだけじゃん。



ちょっと待って!
10年保証と言ってもZ空調は無償保証&修理回数は無制限だからかなり手厚いよ!
他社の全館空調でも10年無償保証を謳ってる物もあるけど、中には有償保障や期間が短い全館空調もあるから要確認だよ!
・エアコン本体
・室外機
・換気システム全熱交換器
修理回数は無制限で、各製品ごとに新品交換価格までは対応できます。
全館空調のメリット・デメリットはもちろん、各ハウスメーカー/工務店の費用相場や間取り提案力など、契約前には必ず数社比較するようにしよう!



えんなみ家も使ってみたけど、タウンライフ注文住宅が無料で間取り提案ももらえるからおすすめだよ!


Z空調のデメリット
エアコン本体が天井付け
Z空調はエアコン本体の取り付け位置が天井付けと決まっています。



三井ホームだと種類によっては取付位置を選べたりするんだけどね…。


Z空調はエアコン本体が天井付けなので、フィルターを外す際に脚立がないと取り出せません。
3尺あれば問題なく届くと思いますが、フィルター清掃は少し大変かもしれません。
但し、天井付けということは設置スペースが不要の為、間取りに影響しないという観点ではメリットもあります。
我が家ではエアコンのフィルター清掃は主にえんぞーがやるので正直苦ではないです。
結露しやすい(問題解決済み)
このデメリットについては2019年~2020年にクレームが多く、実際に結露しやすいというのは事実だったようです。
ただし、2021年からはその結露問題を解消することに成功しました。
その問題を解決したのが下記のスリーブ点検口になります。





あまり見たことないタイプの点検口だね!
でもこんなんでそんなに変わるもんなのかな?
そもそも結露していた理由としては1階と2階の天井と床の隙間の僅かな温度変化によって結露しやすくなっていました。
余談ですが…
Z空調の結露のクレーム内容を調べてみるとエアコンの温度設定と外気温の差が極度にある場合(例:エアコン18℃、外気温35℃)、結露が起きていたようでした。
但し、この状況下だと他社の全館空調でもほぼ100%結露しますので、Z空調が結露しやすいというわけではありません。
全館空調シェアナンバーワンという販売実績の多いため、クレームが目立ったと推測します。
気になる方は下記YouTubeもご覧になってみてください。
そこで、点検口にガラリのようなものを設けて温度差をなくすことに成功し、結露しやすいというクレームをなくすことが出来たようです。
本点について、気になる方は実際に営業に問い合わせるのも良いと思います。
エアコン本体の稼働音が気になる(問題解決済み)
他のサイトで結露と同じくらい目にするデメリットは天井に付いているエアコンの音がうるさいというものでした。
実際に桧家住宅の営業に話を聞いてみたところ、「2~3年くらい前は確かに少し音がうるさかったかもしれないが、実際に音に関するクレームはほとんどなかった」とのことでした。
また、現在ではエアコン自体の性能が上がりより静かに稼働することに成功しています。



実際に展示場で25℃設定、風量「中」で稼働している音を聞いたけど、個人的に全く気にならなかったよ!
一般的にあまり人が集まらない場所(廊下やホールなど)にエアコンを設置するので、音がうるさいという情報はあまり気にしなくても良いかもしれません。
実際にSNSでの口コミでも「音は気にならない」という意見の方が多い印象でした。



それでも念のため主寝室のそばは避けた方が無難かもね!
乾燥しやすい(対策あり)



全館空調あるあるだよね!Z空調に限ったことじゃないんだけどな~



ところが桧家住宅ではこの乾燥の課題をクリアにする加湿設備が導入されたよ!
正直加湿に関してはZ空調の独壇場にもなりそうだよ!
その加湿設備の名前が「極楽加湿」になります。


24時間オート加湿システムで、真冬の乾燥した日でも湿度40%~50%をキープできる最新設備です。


・24時間オート加湿システム
・給水必要なし
・Z空調とセットで使用(Z空調1台につき極楽加湿1台)
・導入コストはそこまで高くないが、フィルター交換でランニングコストはかかる
Z空調の空調システムにより加湿された空気が家全体に送り届けられます。
なお、カビが懸念されますがカビの発生条件として湿度80%を超えるとカビが発生するため、その点は問題ないかと思います。
給水などは24時間自動で給水されるので手間いらずです。
本体が約4万円で、給水設備工事は約1万円でできるので、比較的導入しやすい価格帯になるかと思います。



各部屋に加湿器を導入すると同じくらいかかると思うから、給水の手間が省けるのはかなりメリットだよね!
但し、極楽加湿は定期的なフィルター交換(3か月に1回)が必要です。
交換費用は約8,000円で年間約3万円となりランニングコストがかかってしまうのがデメリットです。
温度設定が各フロアでしかできない



部屋ごとじゃなくて、1階だけとか2階だけになるのか!



ここでも他社の全館空調と差別化になりそうね!
一条工務店やスマートブリーズ・エース、エアロテック等は各部屋ごとに温度調整が出来るから、本点はZ空調のデメリットと言えるね。
ただし、風量調整については各部屋ごとでできます。
高性能フィルターのランニングコストがかかる
標準仕様のフィルターは交換不要でお手入れさえすればほぼ永久的に使用が可能です。
但し、標準仕様のフィルターは花粉の舞い込みは約50%しかカットできません。
高性能フィルターは花粉の舞い込みを99.999%※カットできますが、3ヶ月に1度交換が必要になります(1枚約6,000円)。
※ 粒子径0.3μm以上5μm以下、風速1.5m/min、フィルター厚み0.7mm時の測定結果に基づく捕集効率です。測定環境はフィルターボックスに組み込み時の捕集効率ではなく、フィルター単体の実測値であり実際の室内環境を保証するものではありません。
桧家住宅 公式HPより抜粋


標準仕様フィルター | 高性能フィルター | |
---|---|---|
フィルター交換 | 不要 | 3ヶ月に1度 |
花粉除去率 | 約50%カット | 99.999%カット |



交換の手間とランニングコストがかかるのはデメリットかな~。
花粉がある時期、ない時期でフィルターを使い分けてランニングコストを抑えるのも1つの手だね!
まとめ
- 導入コストが比較的安い
- 故障した際のコストが比較的安い
- ルームエアコンよりも電気代が安くなる傾向
- 屋外からホコリや花粉の舞い込みも高性能フィルター(99.999%捕集)でカット
- 24時間換気をしている
- デメリットは解消され、メリットに変わっている
- 極楽加湿は業界随一の設備になりつつある
桧家住宅の全館空調の特徴について理解できましたか?
Z空調のメリット・デメリットを調べると情報が古いものが多く、Z空調だけではなく桧家住宅も諦めてしまう方もいるかもしれません。
桧家住宅の社長は問題解決に向けてあえてYouTubeなどメディアに露出し、消費者目線で解決策を提示しようとしている印象です。
ネットの情報を鵜呑みにせず、正しく調べて最新情報を手に入れられれば快適で素敵な家づくりが進みやすくなると思います。
後悔しないように一緒に頑張っていきましょう!
ではまた次の記事でお会いできるのを楽しみにしています。
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